こんばんは。後上です。
早いもので10月も残すところあと僅か。
目まぐるしい毎日に、
昨日の晩ごはんも思い出せなくなる時が。 (;゚Д゚)
いかん、いかんと思いつつ、
お陰様で今年も忙しい秋を過ごさせていただいております。
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さて、今日は『洗面室』について。
かねてより『たかが(?)洗面室、されど洗面室』と思っております。
トイレやお風呂に比べて、
どこか『ついでに洗面所もリフォームして・・・』などと、
少しだけ優先順位が低く見られがちな洗面室。(勝手な思い込みでしょうか・・・)
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洗面室には、トイレや浴室以上に、
実は要求される点が結構多いものです。
清掃性,見た目の美しさはもちろん、
あなどれないのが『収納』。
タオルに洗剤、こまごました身づくろいの物まで。
時には化粧品などを片付けるドレッサーの役目まで。
限られた空間ではありますが、
各ご家庭、苦心する所が多いのではないでしょうか。
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【 機能性重視で短工期 : 既製品を利用する 】
メーカー各社が用意する『既製品』を計画いただく場合、
一番のメリットは“ 機能性 ” と 短くて済む “ 工期 ” にあると言えます。
実機をショールームで確認頂ける事や、
収納ユニットも豊富ですので、
お好みに合わせて商品選びも容易です。
交換の場合、
基本的には設置可能なサイズで商品を検討。
● 開き戸 → 引き出し付き
● 1面鏡 → 3面鏡収納
これだけでも随分と使い勝手が変わってきますね。

設置可能なスペースに、
商品を上手に無駄なく配置していきます。
主流の60cm・75cm幅の物から、1mを超える大型商品まで、
サイズは幅広く展開されています。
化粧台本体をピッタリサイズとしても良いですが、
60cm(本体)+15cm(サイドキャビネット)=75cm幅 等、
寸法が合えば、組み合わせは自由です。

← マンション設置例。
幅 90cm+15cm=1050cm 総間口
奥行は45cmとスリムですが、
大きな樹脂製ボウルで、
使い勝手は十分です。
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【 素材・意匠にこだわり : 化粧台を造作する 】
● ホテルのような洗面室にしたい
● 物を置けるよう、カウンター部分が広い洗面器にしたいなどをリクエストされる方は、
造作で洗面化粧台をお造りする事をお薦め致します。
既製品では実現しにくい洗面のタイプと言えば『アンダーカウンター』 式。
カウンターに洗面器を組み込むタイプの総称です。
更に詳しくは・・・
ボウル形状に合わせて様々となります。
見ようによっては
少し『一昔前』に感じますが、
ベッセル型などは、
既製品にはない印象を与えます。
造作でお造りする場合、
構成する全てを1点ずつお選びいただき、
組合せて参ります。間接照明や壁面にタイルをあしらって、
他にない洗面空間を実現できるのが魅力ですね。 (*´з`) ♥♥
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【 既製品をちょっと変わった雰囲気で 】
最後に、既製品の機能性を活かしつつ、
造作でお造りした様な事例をご紹介。


洗面本体は既製品で、
あえて間口より小さめの商品を設置し、
サイドにはタイルでカウンターを造作。下部は洗面台とお色を合わせたオープン収納に。
お手持ちのごみ箱サイズにぴったり合わせました。
こちらは電気温水器(向かって左)で
限られたスペースに、
壁掛けタイプの洗面器を設置。背面の壁には水はね防止に、
ツルツルのキッチンパネルを貼りました。
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いかがでしょうか。
ご相談いただく多くのケースとして、
洗面室という場所は、
決して満足の行く広さではないようです。
限られた空間ではありますが、
お客様が何を一番にお考えになるか?
案外ライフスタイルが最も現れる空間かもしれません。
これからご計画のお客様に・・・
ご参考になれば幸いです。
ではでは。