こんばんは。後上です。
やっとこ晴れまして・・・って、
また台風かぁ~い!!
もうここまで来ると怒りを通り越して笑ってしまいます。
10日近くの雨天&台風。
外装リフォームの現場をお陰様で2ヶ所お預かりするものの、
全く進みません・・・ (T_T)
が。ようやく晴れた27日。
ここぞとばかりに職人さんらが頑張ってくれました。
でもやっぱりまだ終わらないけど・・・
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ようやく着手した工程、【外壁タイル 防水塗料】についてご紹介。
前回に続きご紹介する【K様邸】。
2階・3階はALCパネルにタイル貼り。
このタイル、果たしてメンテナンスは必要か?
本来外装で使用されるタイルは、
耐久性にも優れているので、
塗装仕上げの外装に比べて、
メンテナンスサイクルは長期となります。
が。
長期に渡れば、紫外線や振動により、
表面には汚染物が付き、
タイルその物の浮きや最悪の場合には剥落、
タイル表面・目地セメントのひび割れから漏水の原因になる事もあります。
あからさまにタイルが部分的に欠損している建物などを見かけると、
落下したタイルが通行の方々にケガでもさせやしないかと、
恐ろしく思う事もあります。
結論。メンテナンスが必要なんですね。
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では、どうやってメンテナンスを行うのか?
修繕の目的は二つ。
● 防水・・・タイル表面や目地のひび割れから漏水させない ⇒ 防水
● 保護・・・未来に向けて、タイルが再び浮いても落下させない ⇒ 落下防止
タイルにシート状の物を覆い被せ、
保護と模様替えを兼ねた外装材も存在しますが、
相対的に費用はかなり高額となります。
何よりせっかくのタイル仕上げが失われてしまう・・・
そんな時、
私たちがご提案するのが【アクリル樹脂透明塗膜 = セブンS】です。
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この塗料は施工時白濁した(イメージは木工ボンド?)やや固めの液状ですが、
乾燥するとほぼ完全な透明に。
タイル仕上げの美観を損ねません。
また侮れないのが【建物への振動】
建物自体が揺れてしまい、塗膜が破れてしまっては、
漏水原因の解決にはなりません。
この【セブンS】は、完成した塗膜が肉厚でありながら、
伸縮性にも優れているので、
多少の振動でも塗膜が切れる事がありません。( ※ 追従性が良い )
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こちらの【K様邸】でもセブンSをご提案、
ご採用いただきました。
割愛しますが、
塗装前には全てのタイルの浮きを検査。
怪しいタイルは全て部分貼り替えを行い、
加えて痩せてしまったタイル目地も再充填。
タイルのコンディションをしっかり整えて・・・
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↑ 実際の施工の様子 ↑
長年当社に協力下さっている塗装の秋本さん。
貴重な晴れ間を逃すものかと、
私のちょっかいや冷やかしにも目もくれず、
せっせと塗装中・・・
さておき、
うっすら白濁した塗装面、お分かりになりますでしょうか。
このべっとり感が、
この先数十年にわたってタイルを保護します・・・
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この1工程だけでもこのこってり感。
加えてこのセブンSは、
下地から数えると何と最低でも『5工程』(状況により6工程)となります。
デリケートな材料でもあり、
塗装面がしっかり乾燥していないと、
のちのち『膨れ』などの不具合を引き起こします。
雨天の翌日は、
よほど気温が上がってくれないと、
建物が乾燥しない為、すぐには塗れないのです。(>_<)
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塗って、塗って、塗って・・・ 5回。
材料自体も確かに高価ではありますが、
それだけの手間を掛けることで、
冒頭お伝えした【防水】と【保護】の目的を叶えます。
他のお客様でもご採用いただき、
完成の様子を目の当たりにしていますが・・・
まるで厚手の透明ビニールでラップされたようにしっかり保護され、
お日様に当たってキラキラ光る様子を見ると・・・
『これで大丈夫』と言う安心感とともに、
何とも言えない感慨がこみ上げます・・・
あぁ・・・
現在施工中のK様邸でも、
その日が来るのはもうすぐ・・・
頼む!晴れてくれ!!
まだ少し工程を残しているだけに、
強く願う、貴重な晴れの1日でした・・・・