こんにちは村上です。
なかなか暖かくならない今日この頃ですが、
体調などは崩されておりませんでしょうか。
私は1月にインフルエンザになってしまい大変な目にあいました。
さて、今回は屋根の葺き替え工事のご報告です。
OBのI様邸の屋根は約25年ほど前に葺き替えをしたとの事でした。
お隣さんが家の改修をしていたところ、そこの出入りの職方さんから
屋根の状況が良くないですよ。と言われ弊社にご連絡を頂きました。
屋根屋さんに現場調査をしてもらいました。

屋根の棟材は元の色の赤茶ですが、カワラの部分は完全に色が落ちてしまっております。
お施主様にご報告したところ、現在は雨漏れ等は無いとのことでしたが、
屋根の葺き替えをご依頼されました。
ちなみにこのカワラは和瓦ではなく、スレートの一種になります。
一時期施工性も良いことから、人気のあったカワラ材になります。
しかしながら、葺き替え時期によってはアスベストを含んでおり、
その撤去・処分に非常に費用がかかります。
実際の工事の進み具合とともにご紹介させて頂きます。

まず、足場を設置します。 全面には作業に必要なステージも作ってもらいました。

足場が出来たら、屋根屋さんに上ってもらいます。
アスベストが入っているかどうかの調査をします。
カワラには品番らしきものはありません。棟材に品番がありました。
その品番と写真をメーカーに送り、製造年月日からアスベストの有無を教えてもらいます。
結果はアスベスト無でした。
ほっと一安心です。アスベストが入っていると処分費が倍くらいになってしまいますし、解体時に破損したとき粉じんが舞ってしまい
お客様や近隣にお住まいの方にご迷惑もかけてしまいます。
メーカーさんにはゼロアスベストの証明書も発行してもらいます。

さて、アスベスト無とわかったので解体に入ります。
カワラの下からは既存のトタン屋根が顔を出しました。
既存のトタン屋根を残しつつ、野地板を貼り、シートを貼っていきます。



そして、仕上げの屋根材を貼っていきます。

完成になります。
解体からここまでで3日間です。
工期中に雨が降ると良くないので、人を多く入れスピード勝負です。
あとは、足場を解体し完工となります。
明日足場の解体となります。
それでは村上でした。