壁の内部へ潜入!?

投稿日:2016年05月27日

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みなさんこんにちは、政所です。
今回は少しマニアックな話、
「壁の中」についてです。

足立区マンションY様邸の工事現場、
内装の壁を作っているところです。

今日も丁寧に仕事をこなす、木工職人の池田さん。

今日も丁寧に仕事をこなしていく、木工職人の池田さん。

 

その現場で、黒い突起物が
コンクリートの躯体の壁に
等間隔でいくつもくっついているを発見しました。

IMG_0895

この黒い突起物は、一体、なに!?

これは、躯体と石膏ボードなどの内装壁の
隙間に入るもので、「スクリューパッキン」
と呼ばれるものです。

こうした鉄筋コンクリート造の内装壁の仕上げには
・コンクリートに直接仕上げる。
・GLボンドで石膏ボードを張る。
・ケイテンや木の棒(胴縁)を立てて、石膏ボードをビス止めする。

などいくつかの方法があり、
それぞれ長所短所がありますが、
施工する箇所など現場の状況にあわせて
最適な工法を選びます。

コスト面だけで見ると、
コンクリートに直接仕上げるのが
有利なように見えますが、
躯体のコンクリートには、
意外にも凹凸があるのです。
※このように平らでないことを、「不陸」(ふろく)と言うそうです。

ゆえに、一般的には、GLボンドで
石膏ボードを張る工法(GL工法)が
多く見られます。

水で練ったGLボンドを等間隔で盛り付けて…

水で練ったGLボンドを等間隔で練り付けて…(写真:吉野石膏)

石膏ボードを貼ります。

垂直をみながら石膏ボードを貼ります。(写真:吉野石膏)

 

解体時のY様邸。梁の部分にも使われていました。

解体時のY様邸。梁の部分にGLボンドが使われていたことが分かります。

躯体~表面までの壁厚が少なくて済むので、そのぶん
室内を大きくできるなどの利点があるものの、
水平・垂直の精度を出すのに時間が掛かったり、
場所によっては湿気が表面に出てしまうなど
ちょっぴり難点もありました。

そこで、近年開発されたのが、この
「スクリューパッキン」です。

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ネジで隙間の調整が簡単にできるので、
垂直・水平の精度も上げやすくなります。
しかも工事で水分を使わないので、
湿気対策としても問題ありません。

現場に付いたスクリューパッキン。

現場に付いたスクリューパッキン。

簡単に高さ調整ができます。

ネジのように回転させることで、簡単に高さ調整ができます。

このように胴縁に付けてもよし、直接石膏ボードに付けるもよし。万能です!

建築用の金物や部材も、
どんどん進化しているんですね!

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