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住まいデータ マンションリノベーション
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リフォームのPoint
段階的に住みながらフルリフォームを完成させる住まい
Y様との出会いのきっかけは、同じマンション内で弊社が開催したリフォーム完成見学会でした。納戸にある窓から見える樹木の景色と採光をリビングから楽しめるようにしたい…とのことでした。
長く勤めてらしたお仕事を退職され、ようやく落ち着いた時間を手に入れたY様ご夫妻。
これからの毎日をもっと楽しく暮らせるように、趣味を自由に楽しめて、健康にも配慮した、こだわりの快適な住まいを実現させました。
まずは収納効率重視でプランニングし、納戸に匹敵する収納量を確保し、さらに自然な素材に囲まれ、すっきりと片付いた暮らしの実現をお約束しました。リフォーム工事は3期に分けて行い、1期目でリビングとキッチン、2期目でサニタリー、3期目で音楽室をリフォームいたしました。
リビングリフォーム(1期)
広々とした和室を含めたリビングで叶えた癒しの空間
リフォーム前 |
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リビングと一体にしたい和室と納戸。納戸のドアを開けると奥に窓が隠れている |
無垢材・自然素材リフォーム(1・2期工事)
無垢材・自然素材に包まれた室内の空気
リフォーム中 |
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リフォーム後 |
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シラス壁、越前和紙、西川杉、タイル、コルク、米栂…お部屋の隅々、見えなくなる部分まで、自然から生まれた素材を使用。 ご主人は愛煙家、奥様は猫が大好き。気になる臭いは、化学物質ではなく、空気を呼吸する自然素材にこだわりました。 |
キッチンリフォーム(1期)
オーダーメイドのキッチン空間
マンションに多い最小限の幅と奥行きのコンパクトなキッチンにはメリットもあります。
それを引き出すためには、ご家族の暮らしにあわせた緻密な設計が大切です。
「作業ができる空きスペースと、出し入れの幅は広くする」をルールにしてご提案しました。
大きく開く引戸の食器棚。今まで無かった人工大理石の作業台。分別のゴミ箱を置く場所。
Y様のご協力により、どれだけの収納量があればいいのかを把握できたことが大きかったと思います。
既存の状態は暗く、寂しい雰囲気でしたので、手元を隠しながら、少しだけリビングに開くように計画しました。
オーダーメイドの造付家具だからできる無駄のない収納と作業空間、セレクトされたタイル、機能的なしつらえ。
ライフスタイルがぎゅっと凝縮された、お施主様専用のキッチン空間です。
リフォーム前 |
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リビングダイニングとの間に仕切り壁があり、暗くて寂しいのがご不満でした。 |
リフォーム後 |
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住まい全体を無垢材や自然素材の内装に統一するので、キッチンも無垢の面材を使用したものにしました。 背面の収納庫も無垢材でオーダーしたものです。自然素材を愛する奥様が気持ちよく家事ができる空間となりました。 |
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収納リフォーム(1期)
何を仕舞うかで扉や機能を決めた収納
リフォーム前 |
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2年後に2期工事 和モダン風の空気爽やかサニタリー
LDKの1期リフォームから1年後、水周りを計画通り2期工事で行いました。
散らかりがちな洗面台や温水器周りを収納で改善、LDKでも使用した自然素材を水周りでも使いたいとのことでしたので、扉や建具に細工を施したヒノキをしようしました。
臭い対策も施して、爽やかな和モダンサニタリーになりました。
洗面脱衣室リフォーム(2期工事)
いつでもキレイな洗面室
リフォーム前 |
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洗面室と廊下、浴室、温水器スペースに段差がありました。収納スペースが小さな洗面台で、小物が溢れがちでした。 |
リフォーム中 |
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リフォーム後 |
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・床:コルクタイル…水廻りの床は冷たくなりがちなため、コルクタイル・天然塗料塗りを選択しました。 ・壁、天井:シラス左官塗り…調湿効果・消臭効果(猫フン)が期待できます。 ・洗濯機上吊戸は水工房製作のオリジナルです。 ・洗面所の床を下げて、廊下と同じ高さにしてバリアフリーを実現しました。 |
温水器スペースリフォーム(2期)
温水器脇が快適な猫トイレスペースに
リフォーム前-リフォーム中 |
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温水器脇は収納や猫のトイレ置き場として利用していたが、乱雑になりがちでした。 |
リフォーム後 |
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全体の和モダン雰囲気に合わせて引き違いの格子戸を設置。 猫トイレの臭いと温水器の熱が洗面室に廻らないように、空気の流れを考慮し、洗面所の換気扇を温水器スペースに移動。 臭い対策に吸臭効果のあるシラス左官塗り壁に。 |
トイレリフォーム
大正モダン風の爽やかトイレ
リフォーム前-リフォーム後 |
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床はコルク、壁は和紙素材の玉紙、天井はシラス左官壁でしあげています。 正面の壁は竹久夢二のクロスを貼って対象和モダンの雰囲気を演出。 吊戸はヒノキ材で扉に溝加工をおこない手作り感をだしました。 |
浴室リフォーム
念願の温かくゆったりお風呂を実現
リフォーム前-リフォーム後 |
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接する壁を薄くして、1218サイズのユニットバスを収めました。 |
3年後に北側の部屋をリフォーム(3期)
断熱・調湿・防音・クリーン空気を実感出来る部屋に
北側の部屋を快適にするための、今までに無い特徴的なリフォームを行いました。
リフォーム前 |
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北側の部屋を音楽室としてご利用になられていたY様。ひどい湿気や結露にお困りでした。 楽器に影響が無いように除湿機をフル稼働しウインドーファンで調整をしていましたが、ウインドーファンの音がうるさかったり、楽器の音漏れも気になりのびのび演奏出来ませんでした。 |
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【ピアノを弾いても、音が外に漏れにくい】→部屋の中と外で-10dB |
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Y様邸の音楽室では、吸音性能にも優れたセルロースファイバーの断熱材のほか、今ある窓の内側にもう1つ窓を付け足す二重窓も採用して遮音化。 さらに室内ドアも遮音タイプにするなどで防音性能を高めています。 なお、内窓では板橋区の助成金を活用しました。 |
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リフォーム前後の音漏れの数値 |
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目の前で演奏していただいたとき | ||
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◆音楽室の引戸の前 | ||
以前の扉前![]() |
リフォーム前![]() |
リフォーム後![]() |
◆共用廊下側窓外 | ||
廊下側から計測![]() |
リフォーム前![]() |
リフォーム後![]() |
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【空気清浄機不要の部屋に】空気が浄化されて、心も体も健康に。→ホルムアルデヒドを92%分解・除去 |
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キレイな空気の住まいを作るために、リバース工法を採り入れました。 特殊酵素を溶かし込んだ溶液を壁・床・天井に塗り込むことで、室内の活性酸素を吸着し、有害化学物質や臭いを分解・低減してクリーンな空気に整えます。 |
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担当アドバイザーより
奥様は今年長く勤められたお仕事をご退職。
「これからは毎日をもっと楽しく暮らしたいの」とおっしゃってました。
Y様ご夫妻は音楽をこよなく愛され、お二人とも楽器を演奏されます。「時間がやっと自由になったのだから、音漏れとか気にしないでいつでも自由に演奏をしたいの」とのことでした。
本来でしたら、防音室工事・・・というところですが、ご予算は決まっています。
また、北側のお部屋ということで楽器に大敵な湿気が高く、皮膚が弱くカビにも敏感な奥様にとっては、その部分も徹底して解消して差し上げたいと思いました。
y_vio私やY様のリフォームに関わる者の間では「今まで頑張ってこられたY奥様の”ご褒美リフォーム“だから、きっと解決しようね」という気持ちがありました。
そこで「健康」と「音」にこだわった新工法プランをご提案させていただきました。
今までに無い工法でしたので、時間を掛けて工事前から実証調査と実証検査をさせていただきました。
奥様はいつも「どうぞ~♪」と快く応じてくださり、お任せいただきましたので、とてもスムーズにできましたが、同時に大きな責任も感じながらの工程でした。
完成結果は・・・「音」「湿度」「温度」ともに、私もビックリの数値をクリアできました。ホッ(笑)
奥様もご主人様も猫ちゃんもずっとそこに居たくなるお部屋になりました。
お客様のご感想
このたびはお世話になりました。
水工房さんには3年前から段階的にリフォームをしていただき、我が家のこと、猫のことも理解していただいておりましたので、安心してお任せいたしました。
それにしてもこの部屋がこんなにも快適になるなんて思ってもみませんでした。
音はもちろんなんですが、居心地の快適さといったら私より猫が証明してくれてます。
前は南側のリビングのひなたが猫の居場所だったのですけれど、今は北側のこの部屋が大のお気に入り。我が物顔で占領しているんですよ。
あと、水工房さんにもこの部屋を寝室にすることを薦められていたのですけれど、まだしていなかった時、この部屋でうたた寝しちゃったらカラダの調子がとてもよくて、「あら? もしかして」と夜も寝るようになりましたら、ぐっすりなんです。
自然な暖かさがあるので、今の時期も平気です。以前は「寒い」「暑い」「うるさい」部屋でしたけど、ウインドファンも必要なくなって快適になったって主人も帰宅後演奏を以前より楽しんでいます。