2023.10.19
今回は、インテリアコーディネートについてお伝えします。
お客様からよく、コーディネートの仕方がわからない、とご相談をいただきます。
インテリアや雑貨が好きで色々集めるけれど、いざ我が家に配置してみるとなんだかイマイチ…
統一感がないと感じて悩む方も多いかと思います。
そこで、インテリアコーディネートの基本的なセオリーから、ちょっと上級編までご紹介したいと思います。
ベースカラーはその名の通りベースになる色、つまり一番面積の多い色です。
インテリアでいうと床、壁、天井の色ですね。
全体の70%くらいです。
アソートカラーとは、2つ目に多くの面積を占める色です。
ドアなどの建具、家具やカーテンなどですね。
全体の20%ほどです。
アクセントカラーは、コーディネートのポイントになる色です。
クッションや小物、壁に飾るアートなど。
全体の5%ほど。
これが一番の基本です。
すでに知っている方も多いかと思います。
それでは実際の水工房の施工事例で見てみましょう。
こちらのコーディネートは、ベースカラーが白~淡いグレーのクロスと、フローリングのグレイッシュブラウン。
アソートカラーはキッチンやドア、家具のダークブラウン。
そしてアクセントカラーはブルーとゴールドです。
このように、必ずしもベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーで1色ずつというわけではありません。
ざっくりグループ分けができれば大丈夫です。
ベースカラーやアソートカラーは白やベージュ、ブラウンなどが主になることが多いので選びやすいかと思いますが、アクセントカラーはどう選んだらいいのでしょうか。
私がオススメするのは暖色×寒色、もしくはベースやアソートカラーの補色です。
暖色は赤やオレンジなどの温かみのある色。
ベージュやブラウンも含まれます。
そこにブルーやパープル、ブルーグリーンなどの寒色をアクセントとして加えると、メリハリがついて空間が締まります。
こちらの事例はオレンジ系のブラウンに、ダイニングチェアでブルーグリーンを合わせています。
暖色だけよりも空間が締まって見えるかと思います。
先程ご紹介した事例も、ブラウン(暖色)にブルーを合わせていました。
そして暖色×寒色の中でも、補色同士の組み合わせはよりメリハリが強調されます。
補色とは、反対の色相のことです。
補色は一番遠い色同士のため、合わせるとお互いの色を強調し合います。
言い換えると華やかに、派手に見えます。
この図のような純色(絵具から出したままの鮮やかな色)の場合、ちょっと色が強すぎるなー、と感じるかもしれません。
ただそれも、色の彩度(鮮やかさ)を下げれば問題ありません。
ブラウンは暖色(オレンジ系)ですが鮮やかというよりも落ち着いた色ですよね。
そこに少し落ち着いた補色をコーディネートすればOKです。
こちらのブルーグリーンも、鮮やかに見えますが実は少しくすんだ色です。
こちらはアクタスのHPからお借りしました。
くすんだオレンジ×ネイビーのアートが映えますね。
補色を合わせると一気にオシャレに見えるので迷ったら補色!と覚えましょう(*^^*)
ちょっと上級者向けですが、くすみグリーン×くすみピンクもオシャレです。
(実は冒頭のイメージ写真もこのコーディネートです)
純色でいうと緑と赤の補色ですね。
組み合わせとして意外!と思われるかもしれませんが、海外では数年前に流行ったコーディネートです。
緑とピンク、意外と合いませんか?
くすんだカラーなら、大人でも気兼ねなく使える色だと思います。
海外ではトレンドを過ぎてしまった組み合わせかもしれませんが、日本ではあまり普及しなかったので、十分ありだと思います。
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今回はインテリアコーディネートの「カラー」についてお伝えしました。
参考になったでしょうか?
別のコラムで素材のコーディネートについてもお伝えしていますので、ぜひそちらもご覧ください♪