2023.10.27
今回はフローリング材についてご紹介します。
皆さんおなじみの床材かと思いますが、その色や風合い、機能性は多種多様で迷ってしまいますね。
そこで、フローリングを大きく4種類に分けてご紹介したいと思います。
それが以下のようになります。
これらは、フローリングの構造によって分かれています。
表面がシート(木目をプリントしたもの)のものを指します。
基材は合板になっています。
最近はプリント技術が上がって、ちょっと見ただけではプリントと気づかないものも出ています。
印刷物特有のテカリを抑えて木材の凹凸を再現したものまで!
とにかくきれい好きの方、逆にお掃除にあまり神経を使いたくない方、いつまでも新品のように使いたい方にオススメです。
こちらにつきます。よーく見ると、同じ木目があったりするので、表情豊かな天然木には見た目の点で負けてしまいます。
基材はシート系と同じですが、表面が薄くスライスした天然木になっています。
天然木を使用しているので、シート系よりは価格帯としては少し上がります。
しかしながら、1つの木から量産することができるので、無垢材よりはお手頃です。
突板は、シート系と無垢材のいいところどりをしたものと思っていただければわかりやすいかと思います。
本物の木を使ってはいますが、薄くスライスすると、大きな節の部分などは穴があいて商品にはならなくなります。
そのため、比較的木の表情が落ち着いたものが多いです。
「挽板(ひきいた)」とは、天然木を2~3mmの板状に切り出したもので、突板よりも厚みがあるのが特徴です。機材は合板なので無垢材よりも狂いが少なく、突板よりもより無垢材に近い風合いを楽しむことができます。
ご存知の方も多いかと思いますが、無垢材とは、木からそのまま切りだした、1枚板の状態です。
断面を見るとよくわかります。
近年人気が上昇しているフローリングです。
絶対無垢材で!と決めてご相談される方もたくさんいらっしゃいます。
無垢材のなによりの魅力は、見て、触れて感じる美しい風合いです。
そういった見た目に加え、触ってもひやっとしないなどの効果も実はあります。
1枚板なので、木の間に含まれる空気層が、冷えの伝わり方をやわらげてくれるのです。
杉などの柔らかい(空気層が多い)木ほどこの効果が高いです。
無垢材は、一般的にはあまり強い塗装やコーティングはしません。
できないことはないですが、できるだけ木のそのままの風合いを楽しみたい方が多いからです。
そのため、傷や汚れには弱いですが、ちょっとした傷なら表面をヤスリで削ったり、へこみには蒸しタオルをあてることで元に戻ったりします。
これが他にはない無垢の魅力です。
いかがだったでしょうか。
メーカーや樹種の違いなどあれど、フローリングは大体は以上の4つにわけることができます。
自分がどんな生活をしたいか、機能性重視なのか、見た目重視なのか・・・
そういったことから候補をしぼっていくとわかりやすいかと思います。
フローリングを選ばれるときは、参考にしていただければと思います。