先代のお母様から住まわれていたこちらの建物は、既に築40年を過ぎ、経年劣化の改修と使いづらい間取りの改善を必要としていました。
高台の私道奥という立地条件で、再建築不可であったため、建て替えではなくスケルトンリフォームを選択されました。
リフォームの検討中、丁度ご近所で弊社の”リフォーム工事完成見学会”があり、その広告をご覧になってご相談いただきました。
お隣様との境界が狭く、工事をするとなると、ご近所様への影響も気がかりでした。
解体してみると、基礎があったのは全体の50%程度で、残りは土間の上、貯水槽の上、上土の上などに直接土台が載っているだけの状態で、殆どの土台が腐っておりました。
当初の耐震補強では、ご予算の関係上、土間部分のみでしたが、費用が掛かっても壁耐震補強をして欲しいとご要望されました。
耐震補強のリフォームでは、基礎をしっかりと造るということが大切となります。まず土間を造り、次に建物全体を30cmジャッキアップ。その上に新しい基礎を被せ金物で補強する基礎工事を行いました。
解体後、建築士が柱一本一本の検査をし、合格した柱・梁のみを再利用。土台が傷んでいたため、一度ジャッキで持ち上げ、全ての柱の足場作りをしっかりと行ないました。柱のポジションが決まったら、固定をするようコンクリートを流し込みます。
柱同士に板を打ち付け、一体感を持たせ耐震性を高めます。また、ホールダウン金物で土台と柱、基礎をしっかりと緊結します。
壁の中にはグラスウール断熱材を充填。タイル張りの在来浴室はユニットバスにし、家全体が暖かくなりました。
住宅の顔とも言えます外壁は、耐久・耐水・メンテナンス性はもちろん、弊社のデザイナーもお薦めのデザインの外観となりました。
水工房さんに決めた理由は、見積の段階で分かり易く納得のいくまで丁寧に説明して頂き私たちの立場になって考えて下さったことです。
契約のあとも登記の書換え、粗大ゴミの処理、引越しなどいろいろ相談にのてもらい最後まで心強かったです。
工事に入ってからも職人さんたちがとても礼儀正しく感じがいいねと近隣の人たちからほめられとてもうれしかったです。
住んでみても使い勝手がよく毎日家事をやるのが楽しいです。
これからも5年、10年、15年・・・と家のメンテナンスをよろしくお願いします。ありがとうございました!!
キッチンをリフォームしようと思ったきっかけは、置き型の食洗機が壊れてきたので、ビルトインに変えたいと思ったことでした。
担当の半田さんには収納や照明などいろいろと提案していただきました。初めは収納が少ないかもしれないと思っていましたが、逆にスペースが余っているくらいです。
現場監督の方もとてもマメに対応していただいて、職人さんも黙々と作業されていて、納期に間に合わせていただきありがとうございました。