緑が豊かなサンシティを気に入られて中古マンションを購入されたO様。
無垢の木もタイルも住む人となじんでいく素材の組み合わせは、住めば住むほどに愛情が深まる住まいとなります。
無機質なマンションが「住み応え」のある「棲家」に変わったリフォームです。
無垢のフローリング材を張るため、コンクリートスラブの上に遮音マットを敷き込み遮音性能を取りました。
パイン床・杉壁・米松梁。違う素材の組み合わせが、リビングに厚みと温かみを出します。
壁に貼った杉の無垢板は、香りが続きます。天井の梁に使用した米松は、マンションでありながら戸建の雰囲気を演出します。
和室の壁は越前和紙の「玉紙」という水をはじき、湿度を調整する製品を使用しています。
「玉紙」は調湿性能が珪藻土の3倍の天然ゼオライトを使用し、吸湿量は珪藻土壁紙の1.8倍でいつでもさらりとした空気を保ちます。
押入の天袋をなくし、ウォークインクローゼットに取り込みました。
キッチンとリビングの間壁を取り払いオープンキッチンに。
リビング側のキッチンカウンターにはマガジンラックをつけてニッチ空間も利用。
三人のお子さんが椅子を並べて勉強できる無垢板の勉強机がある子供部屋。廊下から声をかけられる「(通称)ご飯ですよ窓」がアクセントになっています。
無垢材で作った大型の造作玄関収納、大判タイルの土間、柔らかな色合いのタイルを組み合わせた壁が上質のお出迎えを演出します。
ガラスのモザイクタイルの壁、無垢調の洗面カウンター、収納力たっぷりのミラーキャビネット。一つひとつセレクトした造作洗面台は癒しの空間を作ります。トイレの壁は調湿・吸臭効果のあるエコカラットタイルを貼りました。
脱衣室を作るために、隣室のクローゼット部分をつぶして面積を確保。収納力たっぷりのリネン庫も設けました。
スケルトンリフォームではないため、部分的に床に穴を空け、配管の交換作業を行いました。
撤去した給湯管を確認のために切断してみると…やはり管の内側には水漏れの原因となるサビがぎっしりと発生していました。
無垢のフローリングにはしたかったんです。その他にはあまり最初からこだわりはありませんでした。でも杉の壁や天井の松の梁などを提案してくださり、どんどん良くしてくれたのが良かったです。収納も工夫してくださって、私たちの生活に合わせたカタチにしてくれました。
キッチンをリフォームしようと思ったきっかけは、置き型の食洗機が壊れてきたので、ビルトインに変えたいと思ったことでした。
担当の半田さんには収納や照明などいろいろと提案していただきました。初めは収納が少ないかもしれないと思っていましたが、逆にスペースが余っているくらいです。
現場監督の方もとてもマメに対応していただいて、職人さんも黙々と作業されていて、納期に間に合わせていただきありがとうございました。