やんちゃな猫ちゃんを飼われているH様は、猫ちゃんがのびのびできつつも、安全な住まいになるようリフォームしたいと考えていらっしゃいました。
猫専用スペースの作成や、危険が多いキッチンへの侵入ガード、リビングでの遊び場の確保などがご希望でした。それ以外に収納や寝室などのリフォームのご要望もありました。
ご予算の中で最大限希望を実現するため、
間取り変更をしながらも、既存の床を残すなど、
工夫しながらのリフォームとなりました。
リビングの一角に作った猫専用スペースは、
造作家具とL型の間仕切引戸を使い、
猫ちゃんが安全で快適に過ごせるように。
造作家具は、猫のベッド、トイレ、エサ場、収納、遊び場がひとつになっています。
トイレから踏み台と穴を通して、壁の遊び場までスムーズに移動可能。
トイレの壁はエコカラットを張り、気になる匂いを消臭します。
▼猫スペースは、ルーバータイプのL型引戸で仕切り、扉を閉じても通気が取れて猫ちゃんの様子がよく見えます。
実は、こちらの引戸は既製品の片引戸を現場でL型に造作したオリジナル。
違う製品同士がぴったり嚙み合うよう、緻密な大工工事で実現しました。
ダイニングの一角の壁面収納は、
ワークスペースであると同時に、
猫ちゃんのキャットステップにもなります。
飾り棚をリズミカルに配置することで、
インテリアのポイントにもなりました。
火を使うキッチンは、猫ちゃんが飛び込まないよう、
窓とドアを設置してしっかりガード。
ルーバータイプのドアのため、通気と採光もバッチリです。
猫スペースの隣は、和室から洋室の寝室へ。
ペットの爪に強い壁紙を腰壁に貼り、
上部をブルーグレーのクロスにすることで、
北欧風のかわいらしく落ち着く寝室になりました。
窓にはルーバー式の内窓を設置し、猫ちゃんが飛び出す心配もなく通気ができます。
自転車が趣味のご主人様のため、
玄関土間を拡張し、自転車も置けるスペースに。
自宅で自転車のトレーニングができるよう、
階下への騒音を軽減する遮音マットを敷いた上に
フロアタイルを貼りました。
不要な洋室をなくし、大容量のウォークインクローゼットに。
コの字型に棚を配置し、無駄なく収納できます。
壁には有効ボードを取付け小物収納に。