もともとご主人のご実家だった再建築不可の建物。既にご夫婦以外のご家族は建物を離れ、ご相談をいただいた時点ではお二人だけでの生活でいらっしゃいました。
家の主が変わった事により、基本的な修繕はもとより、あちらこちらで感じていたご不便を、この機にまとめて解決されようとお考えでした。これからの長い先々を見据え、ご夫婦が気持ち良く住まう為のリフォームです。
再建築不可のこちらの物件は、建物自体が約7mほどの私道、1番奥に建っている事も有り、ご夫婦が最も気になさっていらっしゃったのは『近隣対応』でした。
搬入出時の足元をより安全に確保する事は勿論、隣接する建物への破損防止、近隣への周知徹底等、事前の処置対応を綿密に。
肝心の建物へは、床下コンクリート打設・耐震・構造補強を施し、『今しか出来ない事とは何か?』を意識したご提案・施工を行いました。
ご夫婦のライフスタイル、 使い勝手も含め、『ジャストサイズ』の商品をご提案致しました。
機器類の配置については、収納・洗面・洗濯機が無駄なくスッキリ配置される事に留意しました。浴室と脱衣室との床の段差も解消しました。
約12帖のLDKと、面積は十分で有りながらも細長い形のスペースとなっておりました。何とか『対面キッチン』にとの事でしたが、安易な配置・商品選択では冷蔵庫・家電収納等、使い勝手良く納める事が出来ません。
そこでキッチン・周辺収納・冷蔵庫も含めた『コの字』の配置をご提案。コンパクトでありながら抜群の収納量を確保する事が出来ました。
お客様・担当スタッフが当初から『収納』に対して考えていたのは『置き家具を使わない』事。
着工前、お手持ちのお荷物に付いては徹底的に『要・不要』を判別し、入居後に使わないと思われる物は一切を処分して頂きました。
予め、日頃の行動パターンと持ち物、その収納先を打合せ。
敢えて余り作り込まない事も意識した収納は、何が何処に有るかが一目で判る、自分らしい収納スペースとなりました。
既に植えられていた植栽が大きく場所を取り、郵便物の回収や訪問者の確認等、日頃の何気ない動作に支障を与えていました。
勿体無いと思いつつも、思い切ってこれらを撤去。
見渡しの良いポーチ・玄関廻りは、防犯上も含め、2台分の自転車格納など、思い掛けないほどの利便性をもたらしました。
立地条件が悪くて、数社に見積もり依頼をしましたが、快く引き受けてくれたのは、水工房さんだけでした。
分からないことや不安なことを、いつも親身になって話をきいてくれてすばやい対応をしてくれましたので、お願いしてよかったと実感しています。
キッチンをリフォームしようと思ったきっかけは、置き型の食洗機が壊れてきたので、ビルトインに変えたいと思ったことでした。
担当の半田さんには収納や照明などいろいろと提案していただきました。初めは収納が少ないかもしれないと思っていましたが、逆にスペースが余っているくらいです。
現場監督の方もとてもマメに対応していただいて、職人さんも黙々と作業されていて、納期に間に合わせていただきありがとうございました。