初めは建て替えを考えていましたが、再建築不可ということが判明。スケルトンリフォームすることとなりました。
お隣りのお宅様で水工房がスケルトンリフォーム工事をさせていただいた際の弊社の対応を信頼してくださり、ご用命いただきました。
住宅密集地で近隣との境界は狭く、1階には日中でもほとんど光が入らない状態でした。また、昔ながらの間取りのため収納が少ないこともご不満でした。
リフォームのテーマはズバリ「採光・収納・開放感」。綿密な打ち合わせを重ねて実現しました。
Y様のお住まいは幅2M弱の私道の奥にあり、車両が進入出来ないため、材料などの搬出入は全て手作業で行いました。道路を汚さないように養生を施し、近隣の方のご迷惑ならないように気を付けました。特に、お隣様との距離が近いために外壁廻りの作業には注意をはらいました。
狭小地で隣家との間が狭く、1階にはほとんど光が届きませんでした。
リフォームは、開けてみないと分からないものですが、既存の柱・梁が普通より細かったため、同じ大きさに合せたり、材木同士を抱き合わせたり、間取を大きく取るが故に、太い構造材での『梁補強』を数箇所必要としました。更に耐震計算に基づき耐震金物で補強。白アリ対策も施しました。
屋根にトップライトを設け1階まで光を通し、驚くほど明るくなりました。
より空間を広く開放的に、収納スペースとしても使えるように、天井裏もくまなくロフトとして活用しています。さらに最大限空間を活用するため、解体後の現場で打合せを重ねました。机上だけではなく現場で討議を重ねることで、細部にまでこだわったリフォームを提供いたします。
在来の階段の工法ではなく、収納の大きさに合わせた箱の組み合わせで施工しました。
普段使わないものは、床下空間を利用して畳下に収納。
狭い場所は壁の厚みを利用した「埋込収納」やメーカー既製品の収納吊戸など、『使う場所で収納して頂く』事を念頭にご提案致しました。水廻りに設置した床下収納は、緊急メンテナンス時、点検口としても活用できます。
キッチン形状の『L型』『A型』で随分悩まれていらっしゃいましたが、デッドスペースになりがちなL型キッチンの入り隅部分仕様を入念に確認された上で、最終的に『L型』を選択されました。
タイル貼りの浴室をユニットバスに。浴槽の長さが40cm広がり、0.75坪サイズの浴室が約一坪サイズになりました。
新築かリフォームか迷ってましたが、再建築不可でリフォームしかできないことが分かり、お隣さんがリフォームをした会社がとても良い印象でしたので、水工房さんに相談しました。
一番何とかしたいのは、収納でしたが、私達が思いも寄らないしまい方を提案していただき、驚くほどウチがスッキリしました。
住宅に囲まれていて諦めていた明るさも2階の屋根からお日様の光を持ってきていただいて、その明るさで、ウチにいるだけでウキウキします。
キッチンをリフォームしようと思ったきっかけは、置き型の食洗機が壊れてきたので、ビルトインに変えたいと思ったことでした。
担当の半田さんには収納や照明などいろいろと提案していただきました。初めは収納が少ないかもしれないと思っていましたが、逆にスペースが余っているくらいです。
現場監督の方もとてもマメに対応していただいて、職人さんも黙々と作業されていて、納期に間に合わせていただきありがとうございました。